水唱餞歌



カテゴリ:黒ニ鳴ル噺( 20 )


サイハテ

大丈夫、大丈夫。
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by kaze-kara | 2009-02-22 15:46 | 黒ニ鳴ル噺

『   ノ 墓』

「元々、氏が与えられていなかったらしい。」
「単純に、太郎さんたちの調査では見つからなかったのかも知れないけど。」
「だから、この墓石は、これでいいんだよ。」

そう言って、花瓶の水を捨てた。

 ぱしゃん
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by kaze-kara | 2009-02-22 13:41 | 黒ニ鳴ル噺

光のひかり

冷たい石

暖かな水が眠る場所

最果てへ旅立った人達の場所

きらきら
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by kaze-kara | 2009-02-22 03:34 | 黒ニ鳴ル噺

電池切れ

たかいおと、なるなる

ピー、ピー、ピー、
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by kaze-kara | 2009-02-12 22:44 | 黒ニ鳴ル噺

経典

夜闇に飛ぶのは、闇色カラス。


それは夜の闇よりも黒色で、
書かれる文字は、星のように白かった。

星のうたを唄う烏のおはなし
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by kaze-kara | 2009-02-03 21:55 | 黒ニ鳴ル噺

お嬢さんは、日本に居る時には烏の本家にお世話になっている。

鎌倉に別荘があるという噂を聞くけれど、俺にはよく分からない。

ただ、前にちょっと聞いた時に、別荘を世話してくれる使用人にお礼をしに、たまに寄っていると笑っていたのを覚えている。


中学生になって一年目。
お嬢さんは相変わらず上品で、本当に俺が年上なのか不安になってしまう。

いつも穏やかに笑んで、人への気遣いも出来て、
そして、ころころ鈴を転がすように笑う顔が、とても可愛らしい。
その顔が、お嬢さんが一番年相応な顔な気がして、俺は好きだ。

そんな、笑顔が素敵なお嬢さん。

なのに、今日はとても寂しそうな顔で小さく笑んでいた。
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by kaze-kara | 2008-11-28 00:08 | 黒ニ鳴ル噺

花星


 きい、

木の床が軋む音。
かしてもらっているこの廃寺は、もう大分古いので床も壁も痛んでいる。
隙間風も入ってくるけれど、何故だか雨漏りだけはしない。


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by kaze-kara | 2008-06-25 11:11 | 黒ニ鳴ル噺

戦、夜、明

怪我をした。
能力者の体でも、簡単に治らない怪我を。

学園に入ってから、大きな怪我をするのはそろそろ片手じゃ足りなくなってくる。
その前の期間を入れると、両手じゃあ足りなくなってくるかもしれない。

だから、不安にさせないように笑って、大人しくメディックの人たちに運ばれていった。

けど、嘘でも虚栄でもなく、別に痛いとは思わなかった。

だから笑った。
「慣れてるから大丈夫」って。


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by kaze-kara | 2008-06-23 18:40 | 黒ニ鳴ル噺

森、暮、鎖

「…というわけだから。」

『いや、言われてもどうしろと。ヤドリギはまだともかく、人狼騎士と吸血鬼は正直分からねーし』

「別に何をしろって言ってないだうが」

『屁理屈は良いから、用件は』

「別に」

『はあ?』

「お前たちも後処理に駆り出されるだろうからと思って連絡しただけだ。予防策くらいはとれるだろ」

『いや、それは僕たちじゃなくって能力者たちの仕事じゃ…』


ブッ
……ツー ツー ツー ツー



「…何やってんだ、俺」



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by kaze-kara | 2008-06-23 17:59 | 黒ニ鳴ル噺

空、雲、街

空港って飛行機が出入りするところで、
飛行機って空を飛ぶ乗り物で、
っていうことは空を飛ぶ電車みたいなものだと考えて、
なら空港は駅みたいなものかなあと思っていたけれど、
やっぱり世界は、予想のなかに納まらないみたいだ。


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by kaze-kara | 2008-06-22 09:23 | 黒ニ鳴ル噺

  PBW「シルバーレイン」     雀宮棘の日常と思考。
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